オトナの食育 所感編 第84回(通巻122回)2016/6/10号掲載 千葉悦子(高28)

同窓生のレストランで、塩味の味覚を確かめてみては?

 



 6月初め、韮高58回生の浅田圭美様が店長をなさっている「アルカナ東京」でランチをとりました。私がこのお店で食事するのは2回目です。東京駅南口すぐのKITTE 6という便利な所で、盛り付けも美しくおしゃれ、それでいてリーズナブルな価格で召し上がれると思います。

 そこで私からの提案です。東京駅周辺でお食事なさるときは「アルカナ東京」で、ご自分の塩味の味覚についてチェックしてはいかがでしょう?もしも、塩味が物足りないとか、いつもはもっと濃い味に慣れていると感じるなら、味つけについて注意なさることをお勧めします。フレンチレストランですから、自分で調味することはほとんどなく、出された料理をそのまま口に入れるので、味を確かめやすいです。

 正直なところ、非常に薄味のレストランに行ったことがあり、あまりに薄く、上品過ぎて、私には美味しいかどうか分かりませんでした。それでは、日常食の味付けを振り返るには不向きです。「アルカナ東京」ですと塩加減が強過ぎず、上品過ぎず、味覚チェックに向いています。おいしい食事をとりながら、塩味のチェックができる一方法と考えます。なお、厳密な減塩食の人には難しい可能性がありますが、塩分控え目とのリクエストも可能だそうです。

私は時々、塩分計で汁物の味を測定して、自分の味覚をチェックしており、およその塩味については分かるつもりです。私の味覚を信用できるとしたら、上記の様に楽しんで、同窓生のお店を応援しながら、ご自分の健康につながる点検ができるというわけです。

「減塩が大事」(「オトナの食育103回・106回」等参照)と知ってはいても、自分の塩味の感じ方を客観的に知るのは難しいものです。それで、私が行ったことのある同じ店に行くことで、チェックが出来ると思いつきました。

特定のお店の宣伝の様なことは同窓会ホームページの連載にはふさわしくないかもしれませんが、上記の様な良い面があるなら、意味があると考えます。しかも、63日の関東地区同窓会に出席なさった若い方のお店ですから、皆様、寛容に受け止めて頂きたいです。

なお、6月とはいえ、天気に恵まれた土曜昼のせいか、予約で満席でしたが、「カウンターなら」ということで食事することができました。予約をすると、確実ですね。

 

■主な参考文献等

アルカナ東京のホームページ http://arcana.co.jp/tokyo/about/gallery.html

オトナの食育 資料編 第19(通巻106)2015/2/10
  「栄養と料理2月号、特集:減塩の悩みにお答えします」のお薦め   http://www.nirako-dosokai.org/melmaga/shokuiku/date19.html

オトナの食育 所感編 第69(通巻103)2014/11/10号掲載
  和食の欠点塩分低減の工夫 カリウムたっぷり「アボカド入りポテトサラダ」にわさび>
http://www.nirako-dosokai.org/melmaga/shokuiku/s69/shokan69.html

 

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