2023年韮山高校創立150周年プレイベント   2021年10月31日(日)
 ホームカミング『龍城祭AGAIN』
  
 芸能祭の様子は、韮高150周年Youtubeでご覧ください。 プログラム

   
 静岡新聞 11月1日掲載
       
  2020年3月、春の選抜甲子園大会が初めて中止になり、
準備を続けてきた吹奏楽部の定期演奏会も中止。
アーティストの方々は演奏の場を失われ、そんな沈みがちな気持ちを
少しでも盛り上げられたらという思いから始まった企画です。

 折しも朝ドラでは「エール」が放映され、
小関裕而さんが早稲田大学の応援歌を作曲するという場面が流れました。
早稲田の応援曲と言えば、「ブラバン甲子園」というCDアルバムにも収録されている
人気の「大進撃の」作曲者が小島健昭さん(高33)。
「大進撃」の魅力は何といってもトランぺット。
トランぺッターならジャズ界で有名な田中哲也さん(高38)がいらっしゃる。

 11月のある日、田中さんの沼津のライブにメルマガ担当の古瀬さんと訪ねました。
1年前は入り口まで満員だった会場が指で数えられるほどの観客。
そんな中で改めて今回の企画をオファーすると、
田中さんから、吹奏楽部の顧問が同級生の小﨑先生に代ったと伺い、
これは実現できるかもしれないという確信に変わりました。

 とは言え、田中さんは生粋の立教大学出身。
早稲田の曲を吹いてもらうことに少しだけ遠慮を感じ、
それならば東京六大学企画にしようと、
東京大学出身のアコーディオン奏者 杉山卓さん(高55)にオファーしました。

 野球の招待試合を観戦し、志龍講堂で演奏を聴く。
一般公開の「龍城祭」をヒントにホームカミングと位置づけ、
同窓会、後援会、学校、PTAからなる150周年委員の中から
プレイベント委員会
が立ち上がりました。
『龍城祭AGAIN』という名前は、NHKの番組も手掛ける井上綾花さん(高53)の発案です。

韮高野球部 招待試合 vs 浜松北高校 

 「栄冠は君に輝く」田中哲也さんのトランペットソロ演奏と共に始まった開会式。
甲子園を目指した野球部OBの心にも響き、「一番感動した」と感想を頂きました。
大川 明(高20)実行副委員長であり韮高野球部OB会長のすばらしい開会の挨拶。
韮山少年野球クラブ 主将 石橋侑馬君の始球式で始まった試合は、5:4で韮高の勝利!

5回終了後、校舎側から「大進撃」を小島さんの指揮で演奏。
夏の大会さながらの韮高吹奏楽部と田中さんによる応援です。

             

学校・龍城山案内

 小雨の降る中、あいにく今回校舎内は入れず、
傘をさして学校周りを安藤先生(高30)山口先生(高33)の案内でめぐりました。
この企画の為に訪れて下さったOBもいらっしゃいました。

         

芸能祭  志龍講堂2F  プログラム

井上綾花さん制作の龍城祭2021~感動のバトンをつなげ~」上映

杉山卓さんのアコーディオンソロ。ウィットに富んだMCも見どころ。
田中哲也さんと杉山さんのセッション。
さすがプロだけあって即興のコラボ楽しませて頂きました。
田中さんが立教の応援歌を吹き、立教愛も感じました。
  
  『龍城際AGAIN』芸能の部 前半の部 - YouTube

       

後半は、小﨑先生(高38)指揮による韮高吹奏楽部と田中さん、杉山さんとのコラボ演奏。
聞きなれたジャズの演奏に開場は酔いしれました。
クライマックスは、小島さんも登場し大進撃
「韮高の応援曲に」と作曲者自らのお墨付きに開場の盛り上がりは絶好調。
ラストに校歌の演奏が流れると「涙が出てきた」と大先輩からの感想がもれました。
   
  『龍城際AGAIN』芸能の部 後半の部 - YouTube


 興奮冷めやらぬまま幕を閉じた『龍城祭AGAIN』ですが、
高校生を抜かした参加人数は300人程。
新型コロナのレベルが下がったとは言え、開催すら危ぶまれた時期もあったので、
ご案内は、会報「龍城」と韮高同総会HPメルマガFacebookのみでした。
当日の連携はさすが韮高と言えるもので、
まさにみんなで作り上げた龍城祭を思い起こすイベントでした。

 来年も10月に行われる予定です。
                               土屋祐子(高30)

 田中哲也さん 公式Facebook
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