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高30回 大川鈴代さん ツアーや東北の話をすると、80才を過ぎたお父様が 「今度機会があったら俺も連れてってくれ」とおっしゃるそうです。涙が出そうですね。 今回韮山からバスが出るという貴重な機会に恵まれ、参加しました。 企画してくださった韮高同窓会、寄付・協賛をしてくださった有志のみなさま、
現地の方と交流できるよう取り計らってくださった伊東雅道(高30)さん、
本当にありがとうございました。 初めて訪れた奥松島、大高森から展望した海と島々の静けさ・美しさが胸に沁みた。 野蒜海岸沿い、水がひかず湿地のままの元住宅街。南三陸町、茫々と広がる廃墟のような市街地。
時が止まったままのような、これが現実。
牡蠣養殖の30代の漁師さんが巨大防潮堤建設について、「自分たちの世代でさえない、 子どもや孫世代のことを考えて声をあげなければ」と話されていたのが印象的だ。
仮設住宅のおばあちゃんたち、将来の不安がある中「いま、笑う」たくましさと優しさ。
お互い「ありがとうね」と言い合って泣き笑いになっちゃったけど。
被災された方々のお話を聞けるというのは、無遠慮ではないのかしら? と ためらいもあったが、みなさんの前へ向かっていく覚悟と明るさに圧倒された。
そんな東北の方々や緒に就いたばかりの事業に、思いを寄せつづけていたい。
震災から2年を迎えようとしているが、段階・段階でやれることはあるんだと確信したツアーでした。 最後に、野球部OB長澤さん(高7)の長年のご友人で民宿に来てくださった東名(とうな)の伊藤さん、 「感謝の一言です。(長澤さんが物資と共に来てくれた時のことを)あまりに
ありがたいと思ったときには涙も出ないことを知った」と話されていました。
韮山高校のOB・団体が行ってきたさまざまな支援を改めて知ることができ、これからも
細く長く協力を続けられたら、と願っています。
お話下さった伊藤さんが「韮山高校はすばらしい」とおっしゃって下さいました。 |
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高35回 古瀬明美さん 写真ページ作成 幹事 「同窓生でボランティア活動をし、被災地を自分の目で見てきましょう。」と、震災 後の5月に開催された理事会総会で発言をしました。同窓会長から義捐金募金の提案 が出された時のことです。なかなか具体化できず時が過ぎ、30回生の皆さんのおかげ で実現することができました。私は何もわからず伊藤雅道さん土屋祐子さんにお任せ してついて行っただけですが、「被災地へ足を運ぶ」ことがどれだけ大切かわかりま した。 復興なんてしていません。壊れたままです。仮設住宅のおばあちゃんに、どんなこ とを尋ねていいのか、どう話を切り出したらいいのか…私はどうすればいいんだろう かって考えてしまいます。 同窓会は、高校時代の思い出を語り合うだけのものではないと思いました。韮高同窓生としての繋がりがあったからこそこれだけ濃い内容のツアーが計画できたのだ し、初めて会った人が多いのに安心していられるのは韮高生だったからだし。世代を 超えた同窓生が一つの目的に集い、それぞれの立場で見て感じて考えて行動すること で理解しあえる。乱暴な言い方をしてしまうと(笑)、同窓会総会もボラバスを出して 被災地で開催しちゃえばいいんじゃない? きっとまた集まりたくなるから。…と提案 したくなるくらいです。 次回、一人でも増えてくれることを祈りつつ、継続していけるよう努力します。夜行バスに躊躇される方が多いかと思いますが、意外と疲れませんでしたよ〜!! あの一体感は何なんでしょうね(^^) 今関浩和さん(高30)が写真をUPしてくれています。ご覧になれる方はぜひ |
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その1 その3 |