オトナの食育
千葉悦子(高28)
調理器具編 第6回(通巻第187回)2022年8月10日
電気コンロを使用して
新型コロナの上に猛暑が続き、また、大雨の被害が激しい地域もあり、お見舞い申し上げます。
外出しにくい時期、普段は考える余裕もない調理器具や機器について検討するのはいかがでしょう?今回は、電気を熱源とするコンロについてです。
我が家は37年前からオール電化で、昨年初夏までラジエントヒーターを使いました。リノベーション中の仮住まいは写真1の様に、IH1つとラジエントヒーター2つのコンロでした。
昨年9月末から現在は写真2のIHのオールメタル1つと、オールメタルではないIH2つです。
写真1 写真2
ラジエントヒーターとIHの一般的な比較は、参考文献等に載せたネット上で検索できる情報が参考になりますので、実際に使った感想を書きます。ラジエントヒーターは、ヒーターが熱くなるので、IHより汚れやすいです。仮住まいのコンロは、長年使われていたとは言え、1週間に1回、業者が清掃するので、それほど汚れがたまらないはずです。それでも、写真1にあるように、右手前のIHに比べて、左手前や奥のラジエントヒーターは黒っぽく変色していました。
IHもまめに拭き掃除等をしないと、吹きこぼれや垂らした汁などがこびりつくでしょう。ですが、ガスコンロと異なりフラットな上に、IHコンロはコンロ自体ではなく鍋の熱が伝わることから、冷めるのが早く掃除がしやすいので、10か月使って、この程度(写真2)です。なお、リノベーション後の我が家の場合、台所とリビングとの境が無く、リビングから台所が丸見えなので、以前より、こまめに拭き掃除をしています。掃除に気を使わなくてはならない代わりに、台所仕事をしていても、開放感があります。
ということで、鍋の種類を限定できるなら、ラジエントヒーターよりIHの方が楽に手入れできて、かつ、省エネと思います。
なお、ガス火ほどではないかもしれませんが、IHであっても十分に高熱になり、そういう意味の不便は感じません。
高齢者の仲間入りをする前後になったら特に、後何年生きて自分で料理出来そうか?などの考慮と、コンロの見直しとそれに合う鍋などの調理器具の検討をお勧めします。
■参考文献等
リフォーム・住宅設備などおウチの困りごと解決サイト おウチごと
IHヒーターとラジエントヒーターの違いとは?選び方と使い方をご紹介! 2022年5月10日
https://ouchigoto.net/choose/