台所用具を1つでも新しくすると、新年を迎える準備を行ったという満足感が得られるでしょう。今回は、扱いやすいしゃもじの紹介です。


 新聞に掲載され、先日、私も使ってみました。ご飯粒が付きにくい素材の「ポリメチルペンテン」という樹脂を用い、しゃもじの先端部が薄いです。余分な水分を逃すためにかき混ぜる作業がやりやすく、飯粒をつぶさずにすくいやすい形状です。私が従来使っていた炊飯器おまけのしゃもじと比較する写真1で、厚さや形状の違いが一目瞭然です。


 しゃもじだけで立つ形状と、横に置きますがすくう部分はテーブル等につかない形状、および、家庭用と業務用のサイズとがあるので、各自が使いやすいタイプを選べます。

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千葉悦子(高28)

 私はセルフサービスのホテルの朝食会場等でご飯をよそう際に、水中にしゃもじとふやけたご飯粒がたくさんあると興ざめで、何とかならないかと思っていました。見た目が悪く、ご飯を粗末にするのを戒められた世代としては、その食品ロスを辛く感じます。しかし、このしゃもじなら、ほとんど米粒が付かないので、しゃもじを水の中に入れたとしても、水中には米粒がないか、あるいは、たまに少しだけ落ちる程度で、見栄えが良いです。

 外国人が観光等で大勢来日するようになり、日本の食事の良さも感じてほしいところ、和食の要であるご飯に関して、見た目の美しさも大事と思います。また、共働きや高齢者が多くなって、少しでも家事を省力化することが望まれるでしょう。さらに、細かいことですが、米粒が付きにくいので、しゃもじを洗う際の水を節約でき、洗いやすく衛生的です。

 なお、横置きの家庭用しゃもじの握る部分は、手にしっくり来て良いのですが、我が家の炊飯器に付いているしゃもじ入れには太過ぎて、出し入れが面倒でしたから、そういう場合は立つタイプの方が良いでしょう。

調理器具編第2回(通巻第160回) 2019/12/10掲載

よそいやすくて米粒が付きにくい「しゃもじ」

 私は、東京駅八重洲口の大丸上階に位置する東急ハンズで、このシリーズの実物を見られましたが、デパートによっては置いていなかったり、1種類だけであったりしました。暮れの忙しい際には、私からの情報を信頼していただけるなら、ネットで買い物をする方が時間や労力の節約になりそうです。

 なお、特定のブランドや商品の宣伝は同窓会のH.P.では避けたいですが、書き添えないと分かりにくいので載せます。今回も、私は誰かに宣伝を頼まれたわけではないことを申し添えます。

 皆様、健康で楽しい年末年始をお過ごしください。

■参考文献等

MARNA ONLINE SHOP”の極しゃもじ プレミアムのページ
https://shop.marna-inc.co.jp/shopdetail/000000001407/a020000/page1/recommend/


日本経済新聞2019年11月16日朝刊「買い物上手」「ご飯をおいしくするグッズ」

写真1