オトナの食育
所感編 第67回(通巻101回)2014/9/10号掲載 千葉悦子(高28)
野菜高騰の対処法・・・かぼちゃのヨーグルト和え
先月は西日本を中心に大雨による災害があり、また、東京では異常な高温が続いた後、月末は雨ばかりで急激に気温が下がりました。こういう時は野菜不足になるだろうと心配していたところ、現実となり、8月31日のNHK午後7時のニュースでも取り上げるほどです。 野菜は1日350g以上、内、緑黄色野菜は1/3以上 かぼちゃにはカロテンが豊富
|
|||
材料分量 2~3人分 ・西洋かぼちゃ 皮付きで150g 作り方 竹串が通るまで蒸す。 かぼちゃの切り方のコツ・・・「はじめての台所」からの抜き書き 押し切りすると、危なくありません。」 かぼちゃの大きさ…あまり大きいと、可愛らしい感じではなくなります。 調理器具…上記の様に少量の場合、蒸し器でなく、鍋にすのこを敷く簡易な蒸し方 2. かぼちゃをボールに入れて冷ます。 3. ボールにヨーグルト・マヨネーズ・本みりんを入れて混ぜ、 洗い物を増やしたくなければ、この分量の場合、 |
|||
味付けについて ・脂肪0のヨーグルトの場合、酸味が強く、いかにも「ヨーグルトで和えた」という風なので、 ・脂肪を減らしていないヨーグルトなら、マヨネーズを入れなくても十分まろやかでおいしい ・みりんを入れることで、味に旨味を含む複雑さが出て、大人には食べやすいと思います。 手間を省くことについて ・クックパットでは、ヨーグルトの水切りをする作り方が載っていますが、「労力を省けるところ この料理を思いついた背景 旧知の家庭科仲間がみりんの産地にある高校に勤務し、このところ、みりんを使うレシピを何種類も開発していて、その例を見ていたので、ふと思いつきました。また、デパ地下でご馳走風のかぼちゃの入ったサラダをよく見かけ、おいしいとは思いますが、ナッツや干しぶどうの苦手な家族がいるので、入れずに自分で似た感じの物を、なるべく簡単に作ろうと思いました。また、「ご飯に合うサラダ」ということで、和の調味料であるみりんを合わせました。
|
|||
酢の物(たとえば「きゅうりとわかめの酢の物」や「紅白なます」)が苦手なこどもでも食べられそうなところが良いです。塩・しょうゆ・みその塩味以外に、酸味のあるものが組み合わさると、献立に変化が付きます。また、肉や魚の茶色や白、キャベツやレタス等の緑色に、かぼちゃの黄色が組み合わさると、食卓に彩りが添えられ、楽しくなるでしょう。どうぞお試しください。 ただし、葉物には、かぼちゃにない、あるいは少ない、葉物なりの微量栄養素や機能性成分もあるので、価格が多少高くても少しは買いましょう。冷凍物も食べないよりはましなので上手に使い、価格が安定するまで、しばらくの間を乗り切りましょう。 ■引用文献 ■主な参考文献等 |