２月下旬に、家族とシンガポールへ旅行しました。私にとり、2012年の台北旅行（オトナの食育 所感編第40回 2012年4月号）以来の海外旅行です。

　シンガポール料理の「チリクラブ」が美味で、大満足でした。メニューに海鮮炒飯等、他の料理の価格が載るのに対して、チリクラブにはなくて少し心配でしたが、家族3人で食べたこともあり、納得できる価格でした。その後の3月初めに築地や日本橋デパ地下で見たカニ（チリクラブに使うカニとは種類が違う）の価格に比べると、ずっと安価でしたので、シンガポールへ行く際には、お勧めです。

　カニの下にたっぷりあるソースは、赤唐辛子等の赤い色で辛いですが、カニの身などが含まれ、「うまみ」が強いです。上の写真のチリクラブの右横にある、小さい中国風揚げパン（別売り）で、ソースを頂きます。

　現地の駐在員のネット上の書き込みを夫が見て、「辛過ぎない」店を選びましたが、それでも、辛い物が苦手な私には辛くて、たくさんは食べられず、もったいないので、辛い料理の好きな家族と一緒で良かったです。

カニの大きさは、写真のチリレンゲや、日本の芝エビよりだいぶ大きな小エビ入り炒飯（ピラフ？）と比較すると、十分大きいと分かることでしょう。なお、この海鮮炒飯（ピラフ？）も非常に美味で食べやすかったです。海鮮のうまみがあり、塩味が薄めで辛くなく、長粒米でパラパラして、脂っこくなくて臭みがなかったです。チリクラブが濃厚な味なので、結果的に良い組み合わせでした。他の店でも塩味は濃くなくて、日本の外食より、そういう点では健康的と感じました。

　なお、人気店のせいか、ネットで当日の予約は出来ず、数日後からしか予約出来ませんでした。そこで、ホテルの人に電話をかけてもらいましたが、席数の多い大型店なこともあり、お話し中で繋がらなかったです。仕方なく、直接、店に行くと、50分程度待ちでした。それで、ゆっくり周囲を散歩してから店の椅子でしばらく待つと、順番が来ました。

　食事後も、まだ、順番待ちの人が座っていました。土曜の晩なので、特に賑わったのでしょうが、「この店で食事したい」という強い希望があるなら、早めに予約するのがお勧めです。

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　シンガポールの地下鉄では、切符やカード（東京のPASMOのイメージ）の販売機が見当たらず、戸惑いました。温厚そうな地下鉄の職員が「VISA等のクレジッドカードをそのまま使える」と教えてくれて、驚嘆しました。

「日本はIT化が遅れている」とよく言われるのを、この衝撃的な体験を通して、より理解しました。

シンガポールは地下鉄が発達していて、かつ、治安も良いようなので、旅行しやすいです。物価は高い（清涼飲料水は日本の3倍近い）ですが、タクシーが割安なのも助かりました。

　「食」には直接関係ないでしょうが、コロナの影響で海外旅行しにくかった後なので、書かせて頂きました。目前のことで忙しがってばかりいないで、たまには旅行により自分の国や地域を冷静に捉えることは大事と思いました。