オトナの食育    
所感編第126回(通巻第172回)  2021/2/10 千葉悦子(高28)

「お雛様を思い起こす箸」と「ちらし寿司」


 春の日差しを感じるようになりました。

 お雛様が座る厚畳の縁模様の箸を、日光旅行で見つけた話です。
昨年10月に、初めて日光に行き、日光田母沢御用邸を訪れ、
写真の箸を求めました。

箸に添えてある説明を写します。

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「繧繝縁(うんげんべり)」

三種の神器のうち剣と匂玉を納めた「剣璽の間(けんじのま)」
に使用されている最も格の高い畳の縁です。

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「日光田母沢御用邸記念公園オリジナル」(写真1とあったので、
ひかれました。
材質は上等というほどではないでしょうが、手頃な価格です。
この箸(写真2とちらし寿司なら、心楽しいだろうと想像しました。
まだ、レポート採点の仕事もあり、時間がかけられないので、
簡単に出来る「ちらし寿司の素」を使ってこしらえました。(写真3



(写真2)

             (写真3)

販促用の写真にありがちな高価な食材は乗せませんが、錦糸卵や菜の花で色どりが十分良いと思います。日常食では、広告のような具がなくてもかまわないと割り切ってはいかがでしょう? また、生温かいご飯の上に、刺身等の生物を乗せるのは危険、かつ、おいしさも半減するので、別にするのをお勧めします。

 新型コロナ.対策として自粛生活が続き、買い物の回数を減らし、3食用意するのは難しいです。あまり手間や時間をかけないで、食卓に変化がほしい場合、ちらしずしの素の利用は一つの選択肢と思います。そういう際には、日持ちがよい「ちりめんじゃこ」や海苔も合います。

 我が家では久しぶりのすし飯のせいかおいしくて、食欲がわき、いつもよりたくさん頂きました。体重を減らしたい場合は、おいし過ぎて問題でしょうが、私はやせ過ぎなので、良かったです。なお、すし飯や他の味付け飯は、食塩分が多いのが玉に瑕ですが、頻度や量が多くなければ、かまわないのでは?と思います。

 ところで、土産物はその土地・その場でしか買えないと思える魅力的な品ですと、求めたくなります。故郷の三島や伊豆方面も、コロナ.後を見据えて、そういう商品を用意できると良いとおせっかいながら思いました。具体的な知恵は私にはありませんが、故郷や出身高校辺りの繁栄を願いながら書かせて頂きました。

  

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(写真1)