オトナの食育
所感編 第115回(通巻157回)2019/9/10号掲載 千葉悦子(高28)
多くの食材を用いたヘルシーな駅弁
![]() ![]() 秋の行楽シーズン、駅弁など出来合いの弁当を選ぶ機会があるかもしれません。私が昨年、新宿駅の松本行き特急ホームで買った弁当の紹介です。写真のように「30品目弁当」ということで、多くの食材を使っています。揚げ物や肉ばかりですと油のとり過ぎですが、この弁当は煮物・ゆでもの・和え物もあり、魚や貝、野菜、いも、豆も入っています。箱の左上に「ファベックス 惣菜・べんとうグランプリ優秀賞 駅弁・空弁部門2018」とあります。ネットで調べると、The World Food And Beverage Great
Expo とありました。 弁当の原材料が多く、ラベルの文字数がとても多いです。表示の基準を満たすには、このようなラベルになるのだと改めて思いました。作ってから食べるまで、品質を保持できるよう、種々の食品添加物や調味料が使われます。私は、添加物は必要があって使われるし、必要以上の量はコストもかかるので使うはずがないと理解して、受け入れられます。特に、9・10月はまだ気温が高いので、適切な保存料等の使用により、食中毒のリスクを減らせます。それにしても添加物の種類が多くてギョッとする人には、組み合わせることで安定した日持ち効果が得られる場合や、相乗効果により各添加物の量を減らせる場合があるとお伝えしたいです。化学物質のリスクは、化学物質の種類と量によるので、量を減らすことが大事です。 ■参考文献等
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