草茅真理子(高53)が語る、一スタッフのおもい

<今回のイベントに至る経緯>
 最初は、韮高53回生の宗田君が大学の建築学科の友人たちと、各々の表現好きの知り合いを呼び集めて、カフェを貸しきって作品の展示やバンド演奏、自作映像の上映などをする忘年会パーティー感覚のものでした。
 それが一昨年の年末のことで、昨年は、もう少し大きい催事場を借りて、もう少し作品を増やして、もう少したくさんお客さんを呼んで、そうしたイベントを開催しました。
そうした過程で、宗田君のネットワークでスタッフや出展者を増やしていった結果、韮高生が多く集まった、という流れです。
 そして、今年、より規模を拡大して開催するにあたって、
いっそのこと同窓生まるごと招待してしまおう、どうせなら同窓会もしましょう』という話になりました。いわゆる「同窓会」とはまた違い、音楽や作品を通して同窓生の思いや生き方を感じ、そこで生じた反応が双方向に影響していけるような新しいイベントにしたい…というと、少し硬いですが、ちょっと違う視点から、同窓生と気軽に気楽にざっくばらんに関わりあえるイベントにできたら、と思っています。

 実際には、このMachi Fes'というイベントは、韮高生は全体の出展者の一部であり、様々なネットワークから出身地も職業も価値観も違ういろいろな人達が集まって動いているので、韮高のイベント、と思って来ると、あれ?となるかもしれないのですが、企画、運営、出展すべて同世代の手によるものということもあって、見たこと聞いたこと話したこと感じたこと全て、自分に近づけて楽しめるのではないかと思います。

<スタッフとしてのおもい>
 このイベントのお手伝いをする中で、同窓生の今の活躍ぶりを耳にすること目にすることがたびたびあり、改めて韮高生はなかなかパワーのある方が多いのではないかと思いました。
もちろん自分のしたいことを実現できている人ばかりではないかもしれませんが、秘めたる熱い想い、なんてものがある人はたくさんいて、機会さえあれば、すごい力を発揮するのではないでしょうか。ですから、出展してこの場をそういった自己実現の機会にしたり、来場してそんな思いを感じ何らかのきっかけにしてもらえたりしたら、それこそスタッフとして本望だと思っています。

<出展者としてのおもい>
 私は、イベントでは昨年今年とイラストを描かせていただいています。
会社では、おもちゃを企画する業務に携わっており、自分のアイデアを生かせるチャンスはあるものの、やはり仕事は仕事、いろいろな制限ややむをえない事情がつきまといますから、そうそう自分のイメージをそのまま自由に表現するなどということはできない訳です。
それがこのイベントでは、したいことをしたいようにできてしまう
本当に貴重な場です。
 
 もうひとつこのイベントの面白い点は、
日常では絶対に接点のない業界の人と関わったり、今まであまり興味のなかったジャンルの作品に触れたりすることで、雑多で新鮮な刺激を得られることです。
様々な生き方から得る新しい視点、表現の仕方は、狭い世界で暮らしてきた私にとっては、
イベントのイラストを描く際にも、仕事で企画を考える際にも、発想のきっかけ、材料になっています。
 当日来場した方も、せっかく様々な人と作品が集う場ですから、気になる作品があれば作者や周囲の人と話したり、「自分だったらどう作る?」とか「もっとこうだったら面白いのに」とか考えたりと、能動的に刺激的な機会を持っていただけたらと思います。

<具体的なイベント内容(予定)>
音楽
 韮高53期生では
  落合広亮さん(Vo)のロックバンド(エイスデヨバンズ)や
  細井理美さん(Twin Vo)のポップスバンド(framingo)、
  白井義紘さんのラップバンドが出演予定。
 その他、様々な方面のつてで集まったバンド、歌い手の方々が 会場内2つのステージで歌います。
 また、会場の別室にDJブースもあります。

展示
 韮高53期生では
  飯村友子さんの土を使ったアートや
  私草茅真理子のイラストポスターを展示予定。
 その他、様々な方面のつてで集まった写真、絵画、書画、立体造詣等々が展示されます。
 その場で作品制作実演もあるとか。

映像
 韮高53期生では
  風間昭宏さんがオープニング映像を作成。 映像作品は会場の壁面で上映します。

美容コンテンツ
 プロの美容師とカメラマンがメイクアップ&写真撮り(予定)。

飲食
 軽食、ドリンクのブースも並びます。 もちろんアルコールも有り。

以上あくまで現時点での予定で、当日変わっている可能性はありますのでアシカラズ、です。

 53回生にとどまらず、同窓生全体を巻き込めるイベントになればと思います。
 是非お立ち寄り下さい。

  
Machi Fes というイベント◆
 このイベントは、何か周りに対して表現やメッセージを発信したいと思う人達が集まり、様々なジャンルのアートと音楽が融合した芸術祭です。職業・年齢・価値観・国籍も異なる集まった参加者でイベント企画・運営から会場設営・撤去までの全てを自主的に行います。
 今年の会場は横浜大さん橋ホールという、海に浮かぶ国際客船ターミナルを2日間お借りしました。

 12/27(土)は参加者が集まり、一日を通してそれぞれが作品を持ち込み設置したり、またその場で作品を制作したりします。会場を全員で設営していくワークショップが一日目の目的です。
 12/28(日)はイベント当日です。広さ100m×30m以上の会場は所狭しと、約35組のアート参加者の作品が飾られているアートラウンジになっております。さらに20組以上の音楽演奏者のステージが二つ、ライブペインティングなどのパフォーマンスステージひとつが、会場の中に点在しています。またメイン会場から少し離れ、横浜の海を180度見渡せる場所に、センスの良い音楽が流れているDJラウンジを用意致しました。
 来場者には、会場内の作品を眺め音楽を聞きながら、好きな場所に座って時間を楽しんでもらえるように、当日ラグマットをお渡しします。また食事や飲み物も多数用意しておりますので、それぞれが公園の様な空間にのんびりと座りながら一日を楽しんで頂けたら考えています。

 このイベントは、「表現」を通し参加者と来場者のコミュニケーションが多く行われることを目的としています。
 何かを表現することで、誰かがそれに反応し会話が始まります。
また会場を訪れた人達が、面白そうだ思う物を見つけたら、考えを伝え会話が始まります。
多くの表現が集まった場所をきっかけに、新しい人達や物に出会える様な一日を作りたいと思います。

◆今年のイベント開催に至るまで
 私は大学時代より建築を共に学んだ同期達と、街の中で積極的に人々を巻き込む様な活動をしてきました。友達の多くは大学を卒業し、自分の専門分野に向かって頑張っています。それぞれが専門的なスキルを持っているのだから、それらを集めれば面白く刺激的な一日ができ、多くの人達を巻き込めるのではないかと考え、初めてのイベントを開催したのが一昨年の年末の事です。
 去年末は、旧東横線桜木駅舎にてイベントを行いました。約200名の人々が会場に訪れ、様々な音楽やアートやパフォーマンスを楽しみ、また駅に向かう人達も興味深く見たりして、足を止めてくれました。
そういった経緯を踏まえ、今年は集まってくる意欲的な出演者や出展者を、より大きい場所で多くの人達に見てもらえる様な物にしようと考え、一年間を通し準備してきました。また今年は、同じような志をもった大きな3つの団体が集まり、共同で1000人規模のイベント開催をしようと考えています。

 私自身の中に龍城祭の準備で、夜遅くまでTシャツを作りながら、クラスがひとつにまとまって行く事が凄く面白かったと言う思い出があります。高校を卒業し時は経ちましたが、出演・出展者やスタッフの多くに韮高生がいて、一緒にイベントを企画・制作しています。あの頃を思い出しながら、高校時代とは比べ物にならない知識とスキルを皆が持ち、新しい物事を共に起こそうとしています。                        


Machi Fes' (高53回生のイベント)のご案内
                    宗田 悟 ・草茅真理子(高53)

・日時 2008年 12月 28日(日) 11:30start〜19:00close
・会場 横浜大さん橋ホール(横浜大さん橋国際客船ターミナル)
・入場料 前売券3000円 当日券3500円(1ドリンク付き)
                               
イベントHPへ→
イベント終了後(20:00〜22:00)53回生の同期会を開催します。 

  
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