10年後の150周年に向かって

         韮山高等学校同窓会会長 川口市雄

                    

同窓生の皆様、あけましておめでとうございます。日頃より同窓会活動へのご協力ありがとうございます。

 昨年は、人類のおごりからくる環境の変化故でしょうか、世界中で自然の大災害が起こりました。しかし日本では、東京オリンピック・パラリンピックの開催と富士山の世界文化遺産登録も決まり、一挙に明るい希望の持てる年明けとなりました。今年は、坦庵公建造の韮山反射炉の世界遺産登録を期待しつつ、同窓会でもこれを応援していきたいと思います。

 私事になりますが、昨年喜寿を迎えまして、この年になると健康が第一です。一方で今年も正道を歩いていきたい。そして相手の立場に立って物事を考えたり行動したりしていきたいと思っています。その上で他人様のお役に立てるような年になればと一年の計を立てています。

 さて、韮山高校は創立140周年を迎え、昨年1126日には盛大に記念式典を執り行いました。明治6年、学祖・江川坦庵公の高弟であった柏木忠俊先生が、小学校の教員不足に対応するため『仮研究所』を創設したのが韮山高校の礎であります。以来設置者の変遷と二回の廃校危機を乗り越え140年を経てこられたのは、地域の皆様や諸先輩方に物心両面で支え続けていただいたおかげであります。
 越し方を偲びながら先人のご尽力に感謝する。そして、その感謝の念を原動力に、10年後の『150周年』という大きな節目へ向けてスタートを切りました。

 新しい年を、未来へ向けての輝かしい一年とするため、同窓生の皆様とともに、同窓会活動をさらに活発なものにしてまいりたいと考えております。
 会員の皆様の益々のご活躍をお祈りし、新年のご挨拶といたします。

 本年もご協力よろしくお願い申し上げます。

             
  2014/1/10 韮高同窓会メルマガ掲載