野球部OB会では、毎年、定期総会を夏に開催し、また、野球部年報・OB会報「龍城球
児」を春に発行して、野球部の活動やOB会活動をPRするとともにOB相互の交流と親睦を
図っています。
また、OBから毎年納められる会費の一部を、コーチの派遣や用具の購入等、現役野球部
の活動支援に充て、物心両面からのサポートに努めています。
昨年野球部監督に就任された小雀先生は、母校野球部のOB(高校42回卒)でもあり、今年
の秋季東部大会では、苦しい戦いの中で勝ち進み、4年振りの県大会進出を果たしました。
さて、現役選手の活躍ばかりでなく、OBの活躍についても触れたいと思います。
今年、社会人野球の檜舞台である都市対抗野球大会に、野球部OB関係のチームが2チーム
出場し、いずれも上位進出を果たしました。
志太 勤会長(高校5回卒)が率いるシダックスは、野村克也監督を招聘してチームの強化
を図り、優勝候補として注目を集めました。決勝戦では惜しくも敗れましたが、見事、準
優勝に輝きました。
志太会長は、中伊豆町に「志太スタジアム」 (都市対抗野球の舞台である東京ドームと同じ
規格の人工芝グラウンド) を整備するとともに、ここを主会場として、全国中学生Kボール
野球選手権大会を主催するなど、少年野球の発展にも貢献されています。
堀井哲也監督(高校32回卒)率いる三菱自動車岡崎は、平成13年大会の準優勝チーム。
今回もベスト4に進出しました。準決勝を勝ち上がっていれば、シダックスとの決勝戦が
実現するところでした。堀井監督は、「来年こそは優勝を目指して再び東京ドームに戻っ
てきます。」と強い決意を表すとともに、「韮高野球部の甲子園出場」への夢と期待を込
めて、「母校の後輩たちへの技術指導という形で応援していきたい。」とのメッセージを
いただきました。
両チームは、都市対抗野球大会開幕直前の8月5日、志太スタジアムにおいて対戦し、
この日、Kボール野球選手権大会の開会式に集まった全国の野球少年たちの前で模範とな
る熱戦を演じてくれました。
このようなOBの活躍が現役選手への刺激となり、龍城山下で培った気力、体力、知力
を大学や社会において大いに発揮し、活躍してほしいと願っています。
OB会としても、今後引き続き、母校野球部に対し、地域の人々とともに、大きな声援を
送っていきたいと考えています。
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