韮山高校 スクールバス
                                前 韮高PTA会長 野村 知史 氏(高19) 
                                                             
同窓生の皆さん! スクールバス運営委員会の野村(高19)です。

最近、韮山高校のスクールバスを見かけられた方も 多いと思いますので、導入の経緯と現況を報告します。

導入のきっかけは、伊東地区から部活の朝練に参加している生徒は、伊東駅を5:45に乗車しなければならず、保護者のご苦労も相当なものと察するところからでした。
当初は伊東駅−亀石峠−韮山高校の直行バスで計画 したのですが、車酔いや費用面での負担増が大きく、これは 断念し、次いで浮上したのが、熱海地区や函南地区の生徒 も利用できるよう、函南駅−韮山高校の直通バスの案でした。 これで伊東・熱海地区の通学時間は、30分以上短縮となる。

6月の伊東地区懇談会で出現して、函南駅案に到達した 時は、すでに秋も深まっていて、ここからは本当に戦いの 日々でしたが、4日間のテスト運行や、費用面での壁等々を経て、たどり着いたのが、遠征バスを求めていた、野球部 父母会との融合でした。

生徒たちの希望する登校便2便、帰宅便5便を叶えるには、自家用バスで運転手を雇い、自主運行する方法しかなく、野球部父母会がバス購入費用を負担し、月曜から金曜は、通学スクールバスとして、土日は部活遠征用として活用する こと、また管理運営の母体は韮山高校後援会に帰属し、運用の実務は、通学用はPTA、遠征用は野球部父母会がおこなうことで、実現できたわけで、この間、伊東、熱海、函南 地区の保護者の皆さんの協力と、後援会の方々の支援があって のことと、有難く思っています。(自家用バスでの運行なので、陸運局との詰めには神経を使いましたが) おかげさまで、無事、4月1日からの運行ができました。

予算ゼロで始めた、スクールバス導入計画は、無謀の感もするが、韮山高校だから、出来たこと、また、自家用バス運行も韮山高校 だから出来ることと、係る人たちのそれぞれの意識の高さには、敬服する次第です。計画の最初から、今もずっと協力を惜しみ無く 提供してくれている伊豆箱根鉄道には、感謝あるのみです。

現在、朝2便、夕刻5便(最終19:40韮高発) 60名強の生徒が 毎日、スクールバスを利用して快適な通学をしています。 土曜は朝1便、帰宅便3便、8月も運行し、夏季講習や部活 に利用されました。

バスは中古ですが、58人乗りの大型観光バスで、TVも冷蔵庫も付いて、シートはリクライニング、床下は大型のトランク付きで、 野球部の遠征にも、大活躍中です。

シンプルな、えんじの1本ライン、左右前後に韮山高校のネーム が品良く入っています。出会ったら、手を振ってください。


まだまだ、語りつくせませんが、運行開始までの壮絶な戦いの記録は いずれまたの機会に。

来年の龍城祭も、韮山駅−韮山高校間に無料シャトルバスとして活用させる予定ですので、同窓生の皆様のご来校をお持ちしています。 



     <PTA副会長でもあり、野球部父母会の小沢通利さん(高28)のご尽力も大きかったと聞いています>


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