東日本大震災
こんなスタンスでの支援もあります


韮高同窓会を通じて入った情報をお伝えします。

韮高同窓(高28)の佐藤(山本)陽子と申します。新潟市に住んでいます。
メール差し上げたのは、他でもない、東日本大震災の支援のお願いです。

平成19年の中越地震でも現地(新潟)は相当混乱しました。

今回の東日本大震災はもっとひどい状況だろうと思い被災地に支援物資を運んでいる人に聞いた所、物資が不足しているとの事。支援物資集めのお手伝いをし、届けてきました。

これがそのときの報告です。
http://wo-ow.net/houkoku.pdf
寝たきり老人がテント生活?!食事は外?
私がたまたま行ったところが、たまたま一番状況の悪い所だったというわけではないと思います。

今回の被災地の範囲は非常に広く、まだ、充分な支援を受けていない小さな避難所が沢山あります。
赤十字をはじめとする支援団体や行政が怠慢なわけではなく、もう、働きすぎるくらい働いています。
災害が大きすぎて、大きな避難所に届けるので手一杯、毛細血管のような避難所までいけないのだと思います。
小さな避難所は、テレビでの報道とは異なり、食料、下着、生理用品、おむつ、衣類、靴、タオル等、全てが足りていません。
着替えにも事欠き、もちろん、お風呂もろくにはいれないし、お年寄りも多勢いらっしゃいます。
沢山の義援金が集められたようですが、残念な事に、まだ被災者には届けられていません。
といっても、近くに買う所も無く、車もない状況なのですが。

私がお手伝いしているのは『大船渡サポートネットワークセンター』というところです。

消防団、レスキューの方々が中心になって活動しています。
ボランティア団体といっても、それだけをしているのではなく、物資を届けた次の日は、海に潜って死体捜索、瓦礫の撤去などをしています。
この人達に沢山負担をかけるわけにはいかないなと思います。
ここに多量の物資が届けられたら、他のボランティア活動が機能しなくなってしまいます。
本来の受け手である、役所も、赤十字も、身動きが取れないくらい大変な状況!

どうしたらいいか考えました、そしたら、なぜか韮高が出て来ました。

卒業生はいろんな職業について、いろんな仕事をされています。
それぞれが各自のネットワークを通じて、なんらかの支援をしていただけないだろうかと思いました。

じゃ何をすればいいんだ?と聞かれても、私もよくわかりませんが・・・。

何か必要な物はありますか?と聞いても何も答えてくれないそうです。
東北人独特の遠慮もあるでしょうが、そればかりではないと思います。
現状は、無いものだらけで答える事もできないのだと思います。
替えの靴、夏の服、仮設住宅に住むのであれば、食器、箸、寝具、家具。
何ができるか?ではなく、支援する事は山ほどあると思います。

こんな支援もありました。
*『大船渡サポートネットワークセンター』で活動されている早川さんという方は中越地
震の被災者です。

被災して会社を半分に畳まなければならなかったそうです。

避難所に行って足りない物がないか聞いたら、大丈夫だと言われた。

だけど、着ている物が汚れていたので聞いたら一ヵ月同じ物を着ているというので、衣類を届けたそうです。


*物資を集めている時に、友人が2枚マットレスを持って来ました。

母親が「体育館の床は固そうで気の毒だから、持って行け」と聞かなかったということでした。

必要な物資のリストには無かったのですが、引き取り手が居なかったらレスキューの人達に使ってもらおうと思って、持っていったところ、テントで暮らしている寝たきり老人が背中が痛くて寝ていられないと言っているという連絡が入り、一番先にそのマットレスの行き先が決まったとの事。

お年寄りだから気がついたことだと思いました。

*仕事の先輩は、下着のバーゲンがあったからと、多量の下着を買い込んできました。

義援金ではどう使われるかわからないからもったいなくて出せないのだけれど、これなら惜しくない、のだそうです。

なんか書きたい事がうまく書けませんが、なんとか状況を伝えなければと思いました。
そして、これを読んだ方が、一人でもいいから動き出してくれたらいいなと思います。
なんでも出来ると思います。
なにかしてください。

                                                     (2011/4/26同窓会事務局受)